バカンスに訪れた湖畔で、14歳を迎える少年バスティアンが3つ年上のクロエに恋をする。
終始立ち込める死のにおいと迫り来る暗闇に違和感を覚えながらも、まだ大人になりきれない少年の背伸びに思わずニヤリ。
「孤独になること」が1番怖いという想いを秘めているクロエの普段の姿は、ただ孤独を紛らわせているだけのようにも見える。周囲と溶け込めず、（恐らく）同性の友達もおらず、気を引こうと嘘の話をしても求められるのは女としての自分だけ。そんな彼女の纏う暗闇の世界を追いかけたバスティアンを待ち受けていたものとは、、、。
大人になりきれない少年少女のひと夏の思い出。衝撃のラストでした。
