地獄星レミナ

バーバリアンの地獄星レミナのネタバレレビュー・内容・結末

バーバリアン(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

善人とは?悪人とは?
私は地下にいたクリーチャー女は被害者であり善人であると思う
善人になるはずだった可哀想な出自の女
善良な魂を持って、純粋で、汚れを知らない箱入り娘
甲斐甲斐しく父親の世話までする
そして母になりたいと憧れた可哀想な女
人をさらって監禁したり殺すのは悪人のやることだが、クリーチャー女はきっとそれが当たり前の中で生きてきて、クリーチャー女の母親もきっとそうやって産めよ孕めよで地下生活してきた
産まれた時からそんな生活だから、それが悪事だと知る由もなく
なんなら親から褒められていたかもしれない
そんな女が最後に自分の赤ちゃん(主人公の女性)を守ろうとした
そして赤ちゃんを落とした男に復讐し、赤ちゃんの怪我を心配し、赤ちゃんの手によって解放される
まさかこんなグロホラーで泣くとは思いませんでした
最後の銃声の後やけに明るいエンディング曲が胸をざわつかせました

途中出てきた街に詳しい浮浪者は「俺は15年ここに住んでるが襲われたことなんて一度もない」と言い終わるか終わらないかのタイミングで退場
思わず笑った

AJはレイプしスキャンダルになったものの途中で改心し「失敗は無かったことにできない。これから修正するしかないんだ」と言う
その後に主人公を切り捨て自分だけ助かろうとする
潔い清々しいまでのクズ
これも思わず笑った