RAMRIDER

グッドバイ、バッドマガジンズのRAMRIDERのレビュー・感想・評価

3.7
服部昇大先生がすすめていたので観た!

「日本のエロ本史の黄昏」といった感じのお仕事ムービー。主人公が面接から初出社、やがて数カ月後、と戦力として職場のポジションを築いていく感じが観ていて楽しい。アダルトな現場を舞台にしていながら、女優やモデルにはあまりフォーカスせずに業界そのものを捉えてる感じが新鮮だったし、15文字のコピーのシーンなんかは「これこそが日本映画の魅力なんじゃないか」なんてちょっと本気で思ったりした。

編集部の雰囲気がリアルでそれぞれのキャストも合ってて、映像の制作会社で働いてたころを思い出しました。土日出社してでも必ず帰る人と、はなから泊まり込む気まんまんの人、両方いたな~。

終盤の展開はどう解釈すればいいのか迷うところだけど映像はきれいだし市ヶ谷周辺から総武線沿線までみなれた風景が美しく切り取られてていい感じでした。
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