RAMRIDERさんの映画レビュー・感想・評価

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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.6

実在する中学2年生全員に密着してドキュメンタリを撮るってもうそれ自体が実験映画だと思う。配信、販売の予定なし、という触れ込みにつられて観た部分もあったけど、それだけの価値はあった。上映前後のSNS等に>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

IMAXで観たことをちょっと後悔するぐらい「音」がおっかなかった。日本人にはつらいシーンもあり、どんな気持ちで観たらいいんだろう、とか思いつつしっかりエンターテイメント作品としても楽しんでしまいました>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

本上映時期にどうしてもいけなくてStrangerにて。

もうこの映画観たあとだと漫画の続きを読めなくなるかもと思うぐらいよかった。仙台パートを大胆ににカットしつつ単行本に入ってたインタビューシーンみ
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市子(2023年製作の映画)

-

杉咲花さん若葉竜也さんとてもよかった。構成も好きなタイプの作品。

ネタバレではないと思うけど念のため。


この映画で起きている出来事は「環境的にそうするしかなかった」のラインを軽くこえているので3
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

劇場で見逃してしまった「怪物」やっと観た。

率直な感想としては、是枝監督がこんな普通に面白い映画を撮っていいの?という感じだった。サスペンス要素があって、謎解きがあって、時系列がいじられていて、みて
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

いぬ映画としてはかなり高得点にしたい!

世間の評価を抜きにすれば俗物の自分は「ゴーン・ガール」「スリー・ビルボード」とかのほうがすき。

じわじわと思い返して面白くなる映画だけど、司法の不確かさ、真
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WILL(2024年製作の映画)

4.0

2023年の最優秀作品賞はWinny、最優秀主演男優賞はでっくん。

狩猟という行為が抱える矛盾がさまざまな形で対比され、最終的に人間が生きていることの意味へと繋がっていく。

とても良かった。

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

-

ほぼほぼ生活圏内がまるっと舞台なので自宅から現場、現場から現場への距離が頭の中で計算できちゃう。この下道(したみち)でもすぐ着く距離をお気に入りのカセットデッキ搭載の軽(多分そこそこ年式いってて自動車>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

-

恋愛哲学ファンタジーまんがだった。馬場ふみかさんの役どころがすき。

宮松と山下(2022年製作の映画)

3.6

映画の撮影シーンぜんぶ楽しいし当然主人公を追って観てる側は混乱するし、それでいてちゃんと物語としてはわかりやすいし、でとてもよかった。

時系列的には香川照之さんのスキャンダル前の作品なんだけど、謹慎
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.9

売れない小説家の主人公が作品を評価されないことに嫌気が差し、出版社への嫌味のつもりで「黒人小説家っぽい娯楽作」を書いて送り付けたらベストセラーになってしまって...。

Amazon Primeの掘り
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黄龍の村(2021年製作の映画)

-

阪元監督は女の子を可愛く撮るのがうまいと改めて思いました

福田村事件(2023年製作の映画)

4.2

人から指摘されて記録し忘れに気付いた!忙しい時期にこっそり観に行った映画は書き忘れがち。劇場で。

個人的にはさんざんお世話になってる水道橋博士が出るとあって期待+ハラハラ気分でみたけどあの胸糞悪いコ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

-

PMSもパニック障害も僕にとっては非常に身近でありながら自分自身は未体験の少し遠い存在。それをリアルかつ丁寧に追体験させてくれる本作は、それだけでまず存在意義が大きく、観る価値がある1本だと思う。>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

序盤で「はいはい、有害な男性性のやつね。承知してます。大丈夫です楽しめます」という感じでいたのだけどだんだんと引き込まれてあらゆる登場人物と自分を重ねながら観てしまった。

周囲の男性への悪い意味での
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.6

SNSが社会的義憤やスカッとするエピソード(加害欲に正当性を持たせたいだけのクソ!)、役立つ豆情報にライフハックと、ほんとに「面白くない人だけが発言している」としか思えない現状において、欲望、本音、あ>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

年末年始の世界のいろいろですっかり映画を観るテンションが落ちてしまい、観た映画の記録も怠っているのですが、ひさびさにちょうどいい作品にであったので復帰しようと思いました!

人肉、食人モノは数あれど「
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.5

年末年始も慌ただしくて今年やっと一本目。めちゃめちゃ好きなタイプの映画だしSNS各所で話題になってたので観たけど若干ハードルが上がっていたかも。タイミング的にも今観ておくべき映画の一本だと思うし、何が>>続きを読む

共犯者たち(2017年製作の映画)

3.9

上映で見逃してずっとみたかったやつ、U-NEXTにあった。

政権のメディアへの介入が「人事」を掌握することでどんどん進む恐ろしさがしっかり描かれていた。日本でもご意見番みたいな顔して政権の御用聞きみ
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光る鯨(2023年製作の映画)

-

プロデュースしていたグループのメンバーの関口蒼が初主演ということで観にいったのですが想像以上によかったです。低予算SFの部類だと思うけど、こういうジャンルでは初めてみる展開があり、その一点でも評価でき>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.7

アウトレイジ以降の北野映画は娯楽に振り切っているせいか普段面倒くさいことを考えながら観るのが好きな自分のようなタイプでも気軽に観れて、今回もそんな感じの作品だった。

戦国時代にあまり詳しくないせいも
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

-

ディズニー100周年記念新作。3Dで自然に再構築されたトラディショナルな手描きのタッチが新鮮でした。同時上映の短編『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』がとてもよかったです。六本木ヒル>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.7

韓国版とほぼ同じ出だしから次第に乖離して日本オリジナルの要素や流れになっていくので楽しく観れた。これが国産オリジナル作品だったらなーという気持ち。面白かったです。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.4

平日午前回ほぼ満員。すごい。めちゃめちゃ良かった。これは去年の今頃に「SLAM DUNK」観たときと同じ感覚。水木しげるの想いがしっかり入っていながら二次創作的な広がりもあって原作読み返したくなる仕掛>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.3

スコセッシは唯一長尺の作品をつくることを映画の神様に許された監督だと思う。人の生理を知り尽くしてるのか、相性がいいのか、とにかくスコセッシの映画だけは3時間だろうが4時間だろうがいくらでも観れてしまう>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

-

皮肉や揶揄ではなくマジで殺し屋コントみてるみたいだった。感覚的にはギャグ漫画の方が近いかな?

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

-

ガイ・リッチーに求めていたちょっと古めの群像劇とか3すくみとか「一方その頃、、、」的な展開がなくてちょっと期待してた感じじゃなかったでした。ステイサムの「めちゃめちゃ扱いづらい癖のあるヤツ」みたいな設>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.9

人目を気にして〆切が迫ってるときにこっそり観た映画のチェックを後回しにするのをやめたい。いつ観たか忘れたやつ。

有終の美の前の集大成的なシリーズセルフサンプリング映画だった。もはや作品を取り巻くさま
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.8

ジョンウイックとイコライザー足してイングロリアスバスターズで割ったような映画だった。

章立てもみやすく尺もすっきり、主人公はほぼセリフなし、景気良く爆散などいいとこいっぱい。でもさすがに同じ系統立て
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