このレビューはネタバレを含みます
なんて丁寧に作られた映画だろう。
役者達が兎に角すごく良い…
鈴木亮平の演技の細かな表現
阿川さんの母像のリアルさ
氷魚くんの素直で屈託のない美しさ
個人的には柄本明との対話シーンがグッと来たな。
私にはLGBTQ云々というより愛とエゴについて考えさせられるところが多くて、
自分に重なるとこもあり、
私もすごくエゴイストだなって思って…
今更なんだけどね、
エゴと愛との背中合わせ感がツラいし、
でも救いがあるような…
って思わせられるのは役者さん達の演技の素晴らしさのせいでしょうか。
愛かエゴかって分類できるほど人間の感情って簡単ではない。
愛と思っていたけどエゴだったのか…
エゴと思っていたけど愛と受け取ってくれたりだとか…
私は正しさを求めてしまいがちな人間なので、もうもう、ぐるぐるし過ぎてしまう。
エゴかもしれないって思いながら苦しさを抱えて愛してしまうのだと思う。
ただ龍太と浩輔の眼差しの絡みは本当に美しいものでした。
あんな風に見つめたいし、見つめられたい。
羨ましいと思うほどでした。
あーいー
余談ですが、友人の同性愛カップルの婚姻届に証人としてサインした事がありました。
すごく嬉しくて感動したな…!
そんな昔話をすると友人は恥ずかしいって笑うけども。