狂気のブチギレ自己解放地獄版『オズの魔法使い』。
100年前が舞台なのに、毒親/流行病/孤独/介護etcによる抑圧とかいう現代ともリンクするテーマを扱って現実に疲れ限界を超えた殺人鬼の誕生（元々ヤベェ奴ではあるが）に観客の共感を持たせるのも新鮮だし巧い。
残酷描写はアクセントぐらいの感じで話も全体的にもドラマ感が強くて前作と趣が違ってて良かった。
というかミア・ゴスの演技が巧すぎるわ。ラストのひとり語りとエンドロールの長回し笑い泣き（ノーセリフ・ノーまばたき）エグすぎでしょ。賞レース争うレベルやで。
