ドキュメンタリー映画なのに、ヴェネチア映画祭で金獅子賞を取ったということで鑑賞。
新進気鋭の女性カメラマンが
アメリカで恋に落ち、別れ、
イタリアに行き恋に落ち、熱愛になったものの、喧嘩して別れた…
というくだりはいらないのでは。
あと、若い頃、売春していたという話しもいらないと思った。
共感する人もいるかもだけど、どこにでもある話しでしかないし、あえてそこを強調されてもという感じでした。
その新進気鋭の女性カメラマン、ナン・ゴールディンが入院中に処方された「オキシコンチン」という薬は麻薬だった。
そして、このオキシコンチンの中毒により、(この映画によれば)50万人が亡くなっているとのこと。
それを知ったナン・ゴールディンたちはオキシコンチンを製造したサックラー社に対するデモ活動を行う。
そのサックラー社に対するデモは成功して、サックラー社の製薬部分の会社の解散までは追い込むも、サックラー一族は現在も多額の資産でのうのうと暮らしている…って、日本のジャニーズ問題と同じ、社会の闇を感じました。
なお、たまたまかも知れませんが、私が観た上映回では、あちこちからイビキが聞こえてました。
私もナン・ゴールディンさんの過去の恋愛話しのところでは眠りそうになりました^^;
----------後日の追伸----------
この映画は、
①ナン・ゴールディンさんの自伝
②ナン・ゴールディンさんたちがデモした薬害問題
この2つのストーリーから成り立っている。
私はこの2つのストーリーが独立していて、絡み合っているように見えなかったから、高評価はできなかったけど、
ヴェネチアも取っているし、そこが気にならなかった人の方が多いということなのでしょう。