水に、性欲を感じることは、そんなに恥ずかしいことだろうか。
少なくとも罪ではない。
最近、よく観る磯村勇斗の死んだような目はさすが。
稲垣吾郎も自身のキャラが生かされて、家庭を守れないステレオタイプの検事役を好演。
でも、やっぱり見どころは、いままで見たことがない、死んだ目をした新垣結衣だった。表情ひとつでこんなに変わる、といつものCMで見る彼女とのギャップに驚かされる。
女優なんですね。見直しました。
他の役者さんもみな魅力的でした。
主人公ふたりが、擬似性行為をするところは、なんだかほのぼのでくすりとしてしまったが、さすがにファンタジーなのでは、と思ってしまう。
そう思ってしまうのも、まだわたしが「普通」だからなのかもしれない。
映像、音楽、演出、と丁寧に作られた映画でした。結構好きです。
