物語が進むに連れて息苦しさが増して行く。
後味も悪い。
ファニーゲームは不条理が生む悲劇だけど、この映画の悲劇は、現実、世界のそこここで起こっているんだろうなと、私たちの世界と地続きな現実感がある。
でも、
自分は、一生こんなことはないだろうな、異国の話だなどと考えてしまうのは、この映画で暴力に巻き込まれる主人公たち富裕層と同じなんだ、と気づかされる。
貧困や格差は悲劇を生むけど
革命も、平和をもたらすわけではない。
なんにせよ、
暴力や武力や戦争が増えるのは悲劇しか生まないな、と当たり前のことを感じる映画でした。
意外と少ししか出てこないのだけど、緑色のペンキが印象的。