想像以上に面白い作品で少し驚きました。やっぱりこういう暗くて湿ったらしい雰囲気が邦画には合ってるなと思うし、個人的にはオムニバス形式みたくしていたのがよかったですね(特に新垣結衣と磯村勇斗のパートがよかった)。自分は別に何が好きだろうが誰が好きだろうが卑屈にならずに胸を張って分かり合える奴が一人でも居たらそいつにだけに伝わればいいと思うんですけどね。それを万人に分かってもらおうなんて間違いだと思うし、大体大衆なんてものは自分も含めて馬鹿の集まりなんだから馬鹿に合わせる必要はない。そして、一般的で普通と言われる考えに洗脳されて、それ以外の少数の意見を受け容れることが出来ない脳内をしている人間がまだ大半を占めているということが一番の問題だと思いますけどね。俺に言わせればこういう人間の方が異常。まぁこんなこと言っときながら、この作品の一番の醍醐味はイオンで働いて屋上の駐車場から軽自動車に乗って帰る親近感ありまくりの新垣結衣なんですけどね笑。
