薄

西部戦線異状なしの薄のレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)
2.9
戦線の激しさと悲惨さをどこまでリアルに表現出来るか、という「プライベート・ライアン」的方向性の令和最新版作品。「戦争は老人が始め若者が死ぬ」を地で行くような状況を新兵の派兵前の高揚から虚しさに辿り着くまでを通して丁寧に描いている。

後半は戦場の悲劇と虚しさを情感たっぷり時間もたっぷりという感じで描くので冷めちゃったけど、この時代だからこそ繰り返し、はっきりと戦争の虚しさと哀しさを描いていくのが大事ということなんだと思う。
薄