細谷しゅうへい

西部戦線異状なしの細谷しゅうへいのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)
3.8
人間ドラマを必要以上に描かずに戦争の悲惨さ、戦場でいかに命が無駄に扱われていたかを淡々と凄まじい迫力の映像で表していた。
第一次世界大戦から新兵器として使われ始めた毒ガスや火炎放射器、戦車。
それぞれの描写が言葉にならない程壮絶なものだった。

あまりに多い死者数は聞いただけでは想像もつかないが、一人一人にこれ程残酷な死の瞬間があったと思うと、改めて戦争の愚かさを思い知る。