モテ男のハントンがイガグリ坊主なのは許すしラスト15分までは別に嫌いなストーリーじゃないですよ。
でも最近の作品ではないので仕方ない部分もあるけど、「同性愛のストーリーにばかり悲劇性が付与される」の典型じゃないですか。
取ってつけたようなラストの悲劇は必要なんですか？
ついでに映画のストーリーに関することではないですが、これを上映した劇場が「禁断の愛」と表記したことも大変不快でしたね！
同性愛が罪であるかのように書かれるの変すぎますよ。
この映画の舞台となる年代において禁じられていた、ということを意図していたとしても、その歴史は単に差別と迫害の歴史であって、同性愛を差別して勝手に禁じてきたマジョリティ側がこういう形で煽りに利用するのはいずれにせよおかしいことです。
しかも中国側で発禁になっていることをもって「禁断の」と表現しているので、国家権力の表現規制(検閲)の被害者になっている同性愛表現を衝撃の問題作とでもいうように扱うニュアンスがあり、なお悪いです。
出版物を扱う側はもっと人権(特に表現の自由)に対してまともに向き合って欲しい、となってしまいました。愚痴が長い
