あまのうずめ

クーダ 殺し屋の流儀のあまのうずめのレビュー・感想・評価

クーダ 殺し屋の流儀(2022年製作の映画)
2.0
賭け格闘技をしているストレイを見つけ適格者がいるとエステルに電話するクーダ。ストレイはクラブでレクサスと話した後奥に通されエステルにお金になる戦いをさせると言われ、外で待ってたクーダの車に乗る。二人は保釈補償金を踏み倒したロニーに会いに行く。


▶︎アントニオ・バンデラス主演で裏社会で生きる殺し屋と引き入れたケンカに強い若者が辿った運命を描いた作品。

オープニングシーンからB級映画だと感じさせそのまま突っ切ったストーリーで、鉄板の殺し屋が改心して良いことしましたで終わる。アントニオ・バンデラスもブルース・ウィリスと同じ晩年かと思わせられた。

それでも渋い中年と娘を思う父親の姿とがバンデラスの哀愁に重なる印象は強く出ていて、B級映画が悪いとかという意味では決してない。テイストがB級映画の部類というだけで深みが見当たらない。

軽く視聴するにはいいかも知れないが、終盤登場する悪役の演技力不足に製作費の少なさを思った。主演がアントニオ・バンデラスでなければもっと評価が下がると思われる作品。