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殺しを呼ぶ卵 最長版のimaponのレビュー・感想・評価

殺しを呼ぶ卵 最長版(1968年製作の映画)
3.6
カッコいいと思ってた交通事故のポスタービジュアルは妄想フラッシュバック。
前衛な劇伴が終始やかましい。前衛音楽も使い方が難しいのかもしれない。個人的にはこの劇伴はNOでした。
そんな中、エヴァ・オーリンとジーナ・ロロブリジータが美貌と60年代ファッションで楽しませてくれる。
エヴァの薄ぅ~い黄色ビキニ。ジーナの勝負下着。

マルコ(ジャン=ルイ・トランティニャン)の黒皮手袋、SMサイコパス。
養鶏所の実権を妻から奪いたいマルコに対し、妻アンナ(ジーナ・ロロブリジータ)は冷えた夫婦関係をもう一度取り戻したいと案外健気。
姪のガブリ(エヴァ・オーリン)は強かで、出入りの広告マンとも関係を持ち養鶏場を乗っ取る計画。

養鶏場の描写だけでも映画的魅力。やはり鶏は大量に居る事だけでも狂気の映画に相応しい。
さらに、餌を作る巨大なローラー・ゴロゴロ。犬のクロ。

公開時にカットされたというグロテスク描写は人為的異形鶏を叩き殺すシーンですかな?

ラストで刑事の一人が鶏卵をチューとすするつまみ食いがとても好き。

クリスマスの時期に観たので、その晩のローストチキンの美味さが増したぜ!
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