imaponさんの映画レビュー・感想・評価

imapon

imapon

映画(957)
ドラマ(1)
アニメ(0)

団地妻 隣りのあえぎ(2001年製作の映画)

4.2

「空き部屋」
団地の二組の夫婦。
かつて競技ダンス・パートナーとして同じ夢を追いかけた夫婦(伊藤猛・中川真緒)も倦怠期。さらに亭主が腰痛持ちであちらの方も中途半端。妻が団地の空き部屋に入ると隣の部屋か
>>続きを読む

AI(アイ)高感度センサー搭載 メイドロイド(2008年製作の映画)

3.7

「老人とラブドール 私が初潮になった時・・・」
吉沢明歩の代表作と言って良い健気なメイドロイド
野上正義老人が小学生の頃からずっと仕えてきたメイドロイド初期試作機マリア。今はバッテリー不良で動かない。
>>続きを読む

花と蛇 飼育篇(1986年製作の映画)

4.0

比較的団鬼六正当派花と蛇。
肉体的にも精神的にも静子夫人を追い詰めて行く。
静子夫人が書道の師匠というのがポイント。前段で弟子の舵川まり子と達筆ぶりを見せるのが良い。勿論、吹き替えだが効果的。
筆は私
>>続きを読む

人間狩り(1962年製作の映画)

3.6

子供の頃に強盗犯に母親を殺された刑事・長門裕之は正義感暴走で容疑者に対する憎しみが絶えない。恋人は元殺人犯の情婦であった渡辺美佐子だが、渡辺美佐子は自分の過去が本心から赦された事が無い事に苦しんでおり>>続きを読む

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

4.5

何十年も前から見たかったやつ。英リメイク版公開前の上映ナイスです。
未だに若くして亡くした母親がちょくちょく夢に出てくるので次出て来たら伝えようと思うんだが当然そういう夢展開にはならんのでね。墓と仏壇
>>続きを読む

人妻コレクター(1985年製作の映画)

3.6

鬼畜レイパーにマッチするパンクなサウンドはフリクションとじゃがたら。狂暴なフリクションとやや情緒的なじゃがたらの使いわけが憎い。
レイプされながら感じてしまう人妻・小川美那子がシャワーで泥を洗い落とし
>>続きを読む

団鬼六 花嫁人形(1979年製作の映画)

3.4

細身ニ女優によるSM三角関係。
蝋人形館で見かけた美少女・倉吉朝子と青年・中原潤の再会シーンが良かった。
サディスト宇南山宏に飼育されている倉吉朝子の歌う花嫁人形。花嫁姿で吊るされる。

なかなかに観
>>続きを読む

変態おやじ ラブ・ミー!イッてんだぁ~(2018年製作の映画)

3.7

ピンクでドン引きキャラを演じる和田光沙や長谷川千紗は興味深い。
が、この中年向けスパルタ恋愛講座講師の長谷川千紗はまあ憎らし。受講生に容赦無くダメ出し。ただなかみつ達が言う通り理論的には時々良い事を言
>>続きを読む

覗かれた情事(1972年製作の映画)

3.8

先頃亡くなった坂本長利追悼に適す。着流しの官能小説家でいつもより細身で華奢な感じで寝取られ興奮する様を味わう。
でもロマポだからやっぱり白川和子。初な若妻がカワユ。淫乱に変じる過程もエロカワユ。横顔キ
>>続きを読む

ズームアップ 暴行白書(1981年製作の映画)

3.6

成功した実業家・江角英明の妻の座を得て念願の深夜ラジオDJとしてリクエストを読む風祭ゆき。お手伝いを名乗るリスナーからのリクエストはいつも梶芽衣子「怨み節」

暴走族に襲われ輪姦される。
その晩、夫に
>>続きを読む

赤い夜光虫(1966年製作の映画)

3.4

確かにパンツのゴムの跡よりか、大原麗子の縄目の跡の方が良いわな。

夜の青春シリーズの中だけれど梅宮辰夫・緑魔子よりも大原麗子・谷隼人がメインなのか。
ショートヘアフェチには堪らんが皆、職業的だったり
>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

2.5

町山智宏がネタバレできないと思わせぶりに宣伝してたから出演者含め一切情報を入れず観に来たが、これは残念。
幕開けから胸くそ悪さが全開なのはそれはそれで良いとして、こんだけリアリティを削ぎ落としてたらス
>>続きを読む

星の長い一日(2013年製作の映画)

3.8

男は誰でも最初は童貞で、その頃童貞のまま一生を終えるなんて嫌だと思っていたはずだ。もし明日死ぬならどさくさ紛れに「やらせて下さい」と懇願するかなんて話題した事あるでしょ。そこで女の子が頷いてくれるだな>>続きを読む

青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

3.8

1を観なくても大丈夫なやつでこれは続編としては成功例。
タイトルは1の内容の方にしっくりくるので変えちゃっても良かったくらいと思うけど戦略もあるだろうしね。
青春ジャックは性賊ジャックから来てるのね。
>>続きを読む

ディス・マジック・モーメント(2023年製作の映画)

3.5

地方のミニシアターには一定の興味はあるがまずなかなか足を運ぶ事は無いだろう。
監督がそれぞれの館主たちの思いを劇場シートに座して聞いていくロードムービーでちょっと期待していたドキュメンタリーとは違った
>>続きを読む

続・おんな番外地(1966年製作の映画)

3.6

前作「おんな番外地 鎖の牝犬」の平山妙子(緑魔子)が出所した後日談。前科者の更正がいかに難しい社会か。丁度9年におよぶ服役終えた合沢萌のYou Tube見たばかりだったから色々考えちゃったい。
でも御
>>続きを読む

二匹の牝犬(1964年製作の映画)

3.7

緑魔子トーク付きで15年ぶり鑑賞。
緑魔子出演の旧邦画を追い掛け観てきたけれどこのデビュー作に関しては小川眞由美がカッコ良すぎる。勿論、緑魔子のデビューとは思えない存在感とふてぶてしさも素晴らしいのだ
>>続きを読む

5つの銅貨(1959年製作の映画)

5.0

ラジオ日本 オトナのJAZZ TIME
バカみたいに映画沢山観るようになる前の若い時分に珍しく劇場で観てすごく良かったのでVHSまで買って持ってる。なのにあまり観ないうちに自宅でVHSが観られない環境
>>続きを読む

獣手(2023年製作の映画)

3.6

再生医療、異形の愛。
またしても和田光沙がやってくれた。いや、今回のは相当凄い。小雪、原形を留めないほどの整形を施した果ての和田光沙。原形想像してみよう。凶悪川瀬陽太に支配監禁状態のどん底の二人。小雪
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

金延幸子の曲が使われてるので見ておかなくっちゃと思い....

寡黙な中年トイレ清掃員の日常が淡々と続く。早起きの東京の朝、カセットテープ、フィルムカメラ、古本屋で買う文庫本、銭湯のTVでは阿武咲が勝
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

飛び降り自殺した妊婦が天才外科医に蘇生される。損傷した脳は胎児の物が移植された。人造人間ベラの成長物語が圧倒的にお洒落でお伽話のような世界感の中で描かれる。成熟した肉体に幼児の脳、成長の過程でセックス>>続きを読む

悪魔のシスター デジタルリマスター版(1973年製作の映画)

3.6

前半はヒッチコック的なサスペンスで2画面分割は面白いけど何やら古臭さは否めず。シャム双生児の件でも江戸川乱歩ほど禍々しく無く今一つ。後半の家庭的精神病棟侵入から変態性が発揮され俄然面白くなった。催眠療>>続きを読む

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

4.0

古川琴音のホラーデビューおめでとうございますという感じ。ほぼ全編出ずっぱりの琴音を愛でるホラー。

狂った因習ものでシャマランやアリ・アスターをジャパンホラーでやってる意気や良し。

前半はとにかく不
>>続きを読む

火だるま槐多よ(2023年製作の映画)

3.4

寿保監督作は時に睡魔との戦いになるが、本作もかなり戦いを強いられたがなんとか落ちずに見終えた。
村山槐多は、知らなかったけどガランス、インパクトある。上田市の残照館も訪ねてみたい。絵画だけでなく詩や文
>>続きを読む

美姉妹 犯す(1981年製作の映画)

3.8

美姉妹ものとして姉・風祭ゆき、妹・山口千枝の姉妹は美貌においてトップ・クラスか。

戸田書店の箱入り姉妹の邸宅に越して来た苦学生の内藤剛志は天性の犯し魔だった。浴室でバランスを崩す姉・風祭ゆきを抱きと
>>続きを読む

団鬼六「やくざ天使」より 縄地獄(1978年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前半はスリムで若い青木奈美があこぎなやくざの縄にかかる。可哀想、母ちゃんも悪い。
後半は女王谷ナオミが縄にかかる流石だ、縛り甲斐のある身体。
そして終演に向かう不思議な演出。助けにきた井上博一も敢えな
>>続きを読む

マリア狂騒曲(2013年製作の映画)

4.0

和製クロエ・グレース・モレッツ、キックアスか!?水井真希の魅力フルスロットル!
藤色傘に赤鞘小刀、黒仮面。外連味たっぷりのアクションも行けるのね。
キュートなサイコパス。

何故、復讐の助太刀仕るのか
>>続きを読む

イチジクコバチ(2010年製作の映画)

3.5

「追想から未来へ~水井真希さんが残したもの」にて
絵本「イチジクコバチ ピッピの冒険」をモチーフにしているが、絵本はこの作品のために創作された物。イチジクコバチとはイチジクの実の中に居る虫のこと。雄(
>>続きを読む

狂った触覚/激愛!ロリータ密猟(1985年製作の映画)

3.6

佐藤寿保監督の商業映画デビュー作。脚本はご本人。
迸る激烈な若き初期衝動!?。
血まみれでありながらボーイ・ミーツ・ガールでとてもピュアな印象も残る。
連続暴行殺人鬼の渡剛敏と映画館で売春している姉を
>>続きを読む

いんび快楽園 感じて(2011年製作の映画)

4.3

シナリオタイトルGOHST
リストラされ彼女からもこっぴどく振られ再就職も決まらずホームレスになろうにも縄張りから追い出された男がたどり付いたのが上野オークラ劇場旧館。閉まっていたはずの鍵が開いて足を
>>続きを読む

電エースカオス(2023年製作の映画)

3.5

タブレット純主演の河崎実映画。こういうのは劇場公開してこそ。
記念して電エースQも同時上映期待してたんだが。。。
昭和ムード歌謡をフルコーラス歌わないと変身できない五十二郎のタブレット純。マニアック物
>>続きを読む

レースを編む女(1977年製作の映画)

3.8

内向的な少女と真面目な大学生のラブロマンスかと思いきや好物のモラハラ物であったか。
お嬢ちゃんのイザベル・ユペールが反応薄い娘なのとインテリ大学生自身に悪気がないだけに怖い。
美容師見習いでまだお化粧
>>続きを読む

魔法少年☆ワイルドバージン(2018年製作の映画)

-

共同脚本、今田健太郎によるオーディオ・コメンタリー上映にて。
30歳まで童貞で魔法使いになる男のヒーロー映画。
オーディオ・コメンタリーでストーリー不明な点はあるが、くだらないながらもおそらく前野朋哉
>>続きを読む

まん ここ わい(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画祭にて短編集4作品

饅頭怖いのエロ版短編
饅頭は沢山必要だけどまんこは1個でも必殺

同時上映
「ややこしい関係」
まん ここ わいのヒットを受けて後から「まん ここ わい外伝」とした。監督若い
>>続きを読む

YARIMAN HUNTER(2022年製作の映画)

3.2

オーディオコメンタリー映画祭にて。
登壇者も突っ込むように長げーよ!まだ終らないのかよw
何かとヘロヘロだが、終盤の範田紗々屋上青空から夕景に至る自慰とか、倉庫での横須賀歌麻呂と繰り広げられる全裸格闘
>>続きを読む

野ざらされる人生へ(2023年製作の映画)

-

オーディオコメンタリー映画祭にて途中から鑑賞。
登壇コメンテーターをも沈黙させる驚異の長回し一発撮り。強烈なコンプレックスの解放とコロナ禍ジレンマの中の演劇手法。
祭主催者、女優しじみの目にも涙。
>>続きを読む

>|