今良いところだけを拾うのでなく、昔思うようにいかなかったことや人との関わりも含めて描かれているのがとても良いドキュメンタリーだった。記録があるテレビ局強み。
菓子製造の現場を見るというだけでも楽しく美味しそうで、商品一つにどれだけの人が関わり物語があるのかを改めて知れる。
重松清さんのコメント「この愛すべき四苦八苦は、働くことの尊厳を守る戦いなのだ。」
幼少期から障害がある人も、夢の前に事故で障害が残った人も、前の職場で傷ついた人も、他業種から望んで転職した人も、家庭の事情で休みを取らざるを得ない人も、色んな人が働けるように現場を流動的に作っているところ、この映画を観られて良かったなと思った。
「甘え」「依存」という言葉にも、なんでも効率や利益優先になって機械や委託業者に頼る者にも考えさせられた。
慣れない大口注文きた展開や大型イベントのところは共感と応援入り乱れた。
匹田くんがつまみ食いするシーンが真似したい位とても良い。「食べ過ぎないようにもう一ついただきます」「あと二つ残していただきます」もちろんお菓子買って帰ります。
