これはいかにも女性監督という感じがする。男の匂いがほとんど出てこないのがスッキリして心地良い。女性の友情と青春のお話し。韓国女性のたくましく生きようとするその香りも十分に出ている。見応えはありましたね。
お話はかなり乱雑に見えて荒っぽい。でも若い監督の処女作ってそれもまた魅力ではあって、グイグイ惹きつける流れになっていく。子猫をお願いというタイトルも終盤に深い意味合いになってく。あまり登場しない子猫も、製作者の意図にしっかりと寄り添っていて重要なキーマンになっている。
その女性グループの主役はぺ・ドゥナで、最初わからなかった。あんな感じだったんだ。その後はポンジュノ作品や是枝作品にも登場に日本でも人気女優になっていきます。
猫の扱いに関しては、現代だと微妙にうつるかもしれないな。
韓国って地下鉄内とか物売りがいるのはわりと普通なんだけどバスでもあんな日常的に物売りやっているんですね。
