オットーという男のAtsuiのレビュー・感想・評価

事情も知らない連中に価値観の柱を汚されたくなくて人を遠ざけるのはわかる。自分も昔はうっすらと周りの人間全員嫌いだったし。ただ歳をとるにつれて意外とみんな普通にいい人じゃんと思うようになって、それと比べるとかじゃないけど他人にいかに気を許せるかってのは一つの大きな壁だったんだなとあらためて感じた。老境の過ごし方としてはこれ以上ないのではってくらい美しい話だと思う。