このレビューはネタバレを含みます
貧困、認知症、ヤングケアラーの社会問題を扱ってるにも関わらず暗くなり過ぎない演出。
果歩が友達と過ごす場面は変哲もなく、友達からは、なんか変わってるな、位の反応で本人の辛さが分かり難いのがリアル。
親子愛が大きくて離れ難く苦しい状況が続くように見えたけど、母親は施設に入る決心をして、果歩は調理師を目指して独立する道を選んだのはお互いにとって幸せになる現実的な選択で良かった。
そしてラストの果歩と輝之のエア電話、エア料理は2人の生活のリスタートに感じ、いずれリアルになる希望が見えた良いシーンだった。
おまけに監督舞台挨拶付きだったのは嬉しかった。