シカゴ国際映画祭にて。
ノルウェーに暮らす二人の少女の物語。どちらかというとちょっと鬱気味な気配のあるアスタに焦点を当てているように思う。
特段大きなことも起こらず、トラウマは抱えつつも日々淡々と過ごすアスターだったが、新聞社でアルバイトしながらノルウェーが抱える問題について考え始める。
デモを見てもそれが本当に改善に繋がるのか考え、新聞社で小さな記事に取り組みながら難民の強制送還のニュースを知る。何かを声高に叫ぶわけでもなく、彼女たちの内面で何かが動いていく。表面的には静かすぎるが、少しずつ描かれる二人の心情や何かが芽生えた瞬間、友情を越えた思いを観ながら感じ取ったかな。