ジャパニーズ先住民

ゴジラ-1.0のジャパニーズ先住民のレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
2.0
「身の毛もよだつ」「脚がすくむ」「腰を抜かす」という激的な生理現象にも頷ける程の最恐ゴジラ。弱い人は抱き枕かおしめ持参で観に行って欲しい。皆真顔でチビってるから匂いはバレない。エンドロールが流れる頃には清掃スタッフに感謝の気持ちで一杯になり爽快な気分で新年を迎えられることでしょう。

顔を真正面から捉えたヤツの表情は飢えた獣と言う他なくこの眼差しにロックオンされたモノは例外なく気の毒な結末を迎える。シッポも抜かりなくピシパシッと人々や戦後復興を遂げつつある東京の街を血祭りにあげる期待通りの活躍を見せてくれた。

内容や演出というより日本もこんなスペクタクルが作れるようになったかと感心しよう。日本先住民が現代日本最高のコンテンツであるゴジラをどう見せるか。私には新鮮に映りました。テーマ曲の使用も以外なタイミングで案外良かった。

苦言を呈すればゴジラによって踏み潰される郊外の一軒家の倒壊の仕方が木造ではなくレンガ積み家屋のものだった!関係者には猛省を要求する!多分細かく見ると色々ケチつけたくなると思う。

続編はハリウッドが作るだろうがジャパニーズ・キラー・コンテンツのもう一つの双壁ピカチュウに毛を生やしてカフェイン中毒にしたアメリカさんの豊かな想像力に期待したい。