このレビューはネタバレを含みます
見終わった後の余韻
是枝監督の作品て見る人の判断に委ねられる終わり方をする作品が多い印象なんだけど、怪物のラストはそういうことだよね？
土に触れると生まれ変わる、みたいな表現何度か出てきたのできっと彼らは生まれ変わって楽しく過ごせている
そう思いたい終わり方だと感じた
怪物だーれだ、って最初子供達がサイコパス的な感じかと思っていたけど子供達は怪物なんかじゃなくてむしろ周りの大人である中村獅童が演じた父親＋保身に走る学校が怪物だなぁと感じた
先生はむしろ被害者みたいな印象を受けたかな
飴舐めシーンは現実？母からはそう見えたのか？とか色々気になる部分も。
安藤サクラ演じるお母さんも火事の消火してるの見て頑張れー！とかいうのも結構不快で あまり好きになれなかったなぁ
大人たちは無意識に男らしく、とか将来結婚して子供出来て、とか普通に言うけど
客観的に見ると結構不快だよね
自分もそういうこと言ってないか気をつけようと思った
是枝監督は子供を撮るのがうまいなぁ、子役の子達がとても良かった
メインじゃない脇役の子達も
いじめの首謀者的な子とか傍観者になってしまうクラスメイトとか妙なリアリティを感じて見ててきつい
坂元裕二作品によく出てる印象の田中裕子さん演じる校長がとにかく不快だが印象強い
出番は多くないけど無表情 死んだ目 抑揚のない喋り方に謝罪の文言同じ事ばっかでイライラ
でも終盤雨に打たれてるシーンの表情がなんともいえなかった
やはり凄い役者さんだ
