生活の中の綺麗だなと思う瞬間を、見たまま思うままに撮れるのは、本当に素敵なことだし羨ましくも感じる。
ミステリートレインぽいなとも思った。
不意にそれぞれの生活/人生が交差してゆくところが。誕生日のホームビデオだとか、写真とか。
そしてシチュエーションは違うけれど、植本一子さんの、自分が撮った写真が遺影になった話を思い出した。
ピシッとキマった画角でも撮れる(住宅街の光や階段の影など)のに、冒頭で画面の端に人が見切れたり、フェンス越しに揺らいでたり、ぼやけてたり、人=対象物でなくその場の空気感や雰囲気を写す映像が印象的で魅力的だった。