炎、水、雲などの各エレメントの特徴をよく捉えた設定、ジョークと美しい映像でよくできていました。
各エレメントは生まれ持ったもので自分では変えられない、そのエレメントに誇りを持とう、それぞれに美点欠点はあるがそれを認めて共存しよう、というメッセージがよく伝わる内容だった。それに加えてマイノリティの要素も加わって(制作側は意図していないかもしれないが)現実問題の人種や移民問題が投影されて見えた。特にプリクラや映画館をデートで訪れるシーンで、少数派のことを考えられていない設計って現実にもこうやってあるんだな…ってハッとさせられた。近年のディズニー作品で一番所謂ポリコレに関する問題提起がしっかりなされているように感じた。
余談ですが癇癪持ちとかだるいクレーマーとか出てきたときディズニーやピクサーにあまり見られない“俗さ“が出てて驚きました。