都会で教師をしていたクニちゃんこと小山田久仁子(28)は、ストレスで退職し、友達のヤっちゃんの亡くなったおじさんが所有する空き家を管理するために地方に“Iターン”することに。そこでクニちゃんは、お医者さんから言われた『もっとうまく、ふまじめに生きなさい』という格言めいた言葉を思い出し、自身のまじめすぎる性格とは真逆の、『ふまじめ通信』という音声番組をなんとなくはじめてみることに。その番組から流れてくるのは、クニちゃんが出会った人々の、ちょっぴり間抜けでちょっぴりもの哀しい『ふまじめ』なエピソード。いつものんきに見えちゃう人々の、心の片隅にしまってある“ちいさな物語”…。
宮川澪は、20歳。 両親を早くに亡くした彼女は、長野・野尻湖のほとりのこじんまりした民宿を祖母と2人で切り盛りし、淡々とした日常を送っていた。しかし祖母の入院を機に民宿を閉めざるを得なくな…
>>続きを読む「みんなは、私の大切な友達です」 釣りを通じて⼥⼦⾼⽣四人が紡ぎだす瑞々しくもほろ苦い―― ⻘春と友情の物語。 同級⽣からイジメの標的にされ、関⻄の⾼校に転校した追川めざし。登校初⽇、同じ…
>>続きを読む東京・神楽坂にある、小さなドーナツ店、ドーナツもり。主人公の公子はイラストレーターの仕事の傍ら、ドーナツ屋でバイトをしている。 このお店に訪れるお客さんは風変わりな人たちばかり。好奇心旺盛…
>>続きを読む長年、「死」を仕事とすることで、“心が死んでしまった”葬儀社・安宅のベテラン社員、水島正二(滝川広志)は新入社員の高梨歩(柾木玲弥)の教育係を務めることに。イマドキな外見と酷い言葉遣いの高…
>>続きを読む両親が離婚し、母の故郷である山口県の瀬戸内にある小さな島で暮らすことになった小学4年生の凪(新津ちせ)。母・真央と、祖母・佳子と一緒に、佳子が医師をしている島唯一の診療所で暮らしている。普…
>>続きを読む身寄りのない子供たちが暮らす家で育った18歳の花(小川未祐)は、施設で暮らせる最後の夏を迎えていた。そこに新たに8歳の少女・晴海(花田琉愛)が入所してくる。 かつての自分を重ねた花は、晴海…
>>続きを読む舞台は越後妻有(えちごつまり)の里山。この雪深い村に都会から移り住んだ木暮さん夫婦は、茅葺き屋根の古民家を修復し、見よう見まねで米を作って暮らしてきた。ゴリゴリと豆を挽いてコーヒーを淹れ、…
>>続きを読むⒸふまじめ通信