フィンランドの国民的ブランド「マリメッコ」の伝説的デザイナー、マイヤ・イソラのドキュメンタリーでは、彼女の知られざる人生と創作の源を、彼女が生んだカラフルなデザインや絵画、娘クリスティーナの証言と送られた手紙、アーカイブ映像などを通して紐解く。
ケシの花をモチーフとした「ウニッコ」を始め、マリメッコを代表するデザインの多くを手がけたマイヤ・イソラは、19歳で娘を出産後に芸術大学へ進学し、在学中にマリメッコ創業者アルミ・ラティアに認められ、デザイナーとしての道を歩み始めている。
旅することを原動力とした彼女は、激動の時代の中で世界中を旅しながら、その経験をエネルギーに変えて新たなデザインを次々と生み出し、38年間でマリメッコに500以上のデザインを提供している。
マリメッコというブランドは知っていたが、このブランドのデザイナーであるマイヤ・イソラについては本作で初めて知った。
マイヤ・イソラは「フィンランドでは決まった思考や習慣に囚われてしまう」という思いで様々な場所で創作活動をしている。
そして、シングルマザーであるマイヤは、その場所で年齢も文化も違う相手と恋愛しているのが印象的だった。
マイヤの常に新しいことを求め、変化せずにはいられないという姿勢に共感を覚えます。
