このレビューはネタバレを含みます
諏訪家が念願のマイホームを購入。
一部屋明けている理由が
さくらと博の優しさで
寅次郎も帰る場所が安心するだろう
という計らいがすごく心温まった。
引越し祝いの御祝儀で今回
寅さんが激怒したが自分も最近
御祝儀を包んだ身だったので
気持ちとお金の感覚は難しいよなぁと
感じる。
すみれの母が大きくなった娘に
会いにくるも一緒に暮らすことを
否定される。
すみれとの別れの時に
あなたは幸せになりなさい と
告げてその場を後にする。
すみれの北海道にいた時の彼氏が
訪ねてきて一晩一緒に過ごしたことを知る
男女が一晩一緒にいた事実から
寅次郎は怒ってしまう。
旅に出ると言った寅次郎はすみれに
幸せにならなかったら承知しない と
言って旅に出かける。
すみれの母も寅次郎も
親の気持ちは誰よりも子供の幸せを
願っているんだということが
分かってグッとくるものがあった。
寅次郎が中学を中退した理由は
校長を殴ったことにあった。
芸者の娘だから悪いことをするのだと
言われたのが理由で。
亡くなってしまったすみれの父親は
大酒飲みで博打気狂いであった。
すみれの定時制高校進学を諦めさせなかったのもそう言った決めつけが嫌いだから
本気に尽力したのだと思う。
今回受験に際して登場人物全員が
すみれのことを我が子のように
接していたのがなんか素敵だった。
