Jun潤

コインランドリーカタルシスのJun潤のレビュー・感想・評価

2.5
2023.02.01

ポスターを見て気になった作品。
予告編を見ると明らかに切ない系のラブストーリーの一歩手前といった感じ。
尺もそんなに長くなく、半端に終わってしまうのか、コンパクトにまとまっているのか、単館上映ということで、大いに可能性を秘めていることを期待です。

「君」と別れて2年が経つ「僕」は、思い出が残っているコインランドリーから離れられずにいた。
そんな時、「僕」がいる閉店間際のランドリーで、オーナーである「女性」と、スーツを着た「男」に出会う。

えー、、なんなんだろうなこれは、、。
ダサい、とにかくダサい。
絶望的なまでに脚本の中身や言葉のチョイスがダサい。
何も響いてこないし何も残らない。
画角も狙っていそうで何も考えてなさそうな印象を受けますし、「僕」のキャラクターと相まってそこはかとなく残念な感じ。

キャスト陣の実力の問題か、魅力を引き出しきれない監督の問題か、演技もまぁ非道いもんでした。
セリフくさいセリフをセリフとして読んじゃっている感じというか、上述のダサ脚本と合わさって神経を逆撫でしてきた感じです。
モノローグも多くてセリフと差別化できてないし挙動もわざとらしく、次の行動がモロバレ。

もし狙い通りだったらまんまとハマりましたが、「僕」もまぁダサかったですね。
元カノに執着していることも、脳内で会話をしていることと、それを自認していることも、座り方や失恋の結果に至るまでダサすぎ。

とにかくまぁ一つ一つのダサい要素が絡み合ってよりダサくなってしまった感じ。
コインランドリーを舞台にするならせめて脚本のセンスを極限にまで高めて、コインランドリー内だけで完結する会話劇ぐらいにまでしないと、もう観れたものではないですね。

唯一良かった点は短い上映時間でしょうか。
Jun潤

Jun潤