映画とは?
芸術なのか?大衆娯楽なのか?
創作とは一体なんなんだ?
そんな一生をかけても答えに辿り着くことがなさそうな問いかけをずっと投げかけてくる作品だった。
宮崎駿らしい説教くさい側面もある。
終わったあとに「よく分からなかった〜」と感想が劇場でところどころから聞こえてくる。
おいおい、ずっと前から分かりやすい作品なんて作らない監督だろと言ってやりたくなった。笑
最期の作品だと覚悟を持って作る人が、対極にある生をテーマに世に問いかける。
分かりやすさという人の手によって都合良く線が引かれた世界をぶった斬って飛び込んで、誰かの何かの瞬間にそっと触れてくる。
こんなに曖昧でカラフルなテーマを作品としてアウトプット出来るなんてやっぱり凄いとしか言いようがない。
そして鈴木敏夫はやっぱり優秀なビジネスマンだなぁと感じるクレジット。
またしばらくしたらゆっくり見よう。