IPPO

君たちはどう生きるかのIPPOのレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
-
深読みと考察無しの感想を綴ります。

直感的にこれは宮崎駿が「コロナ禍」と「鬼滅の刃の大ヒット」を少なからず意識して作り上げたのかなと。その結果色々なことがつぎばきのようになって着地点が散らかったのかなと。その迷走をもはや誰も止められなかったのかなと。

戦時下の日本が舞台。公開は夏。
ならばシンプルに「平和についてもう一度みんなで考えてみようよ」ってメッセージの作品の方が個人的にはシンプルに響いたのだけど。戦時下の日本って設定、もはや要らんやん!って感じ。設定と内容のグチャグチャ感が大変気になる仕上がりでした。

主人公眞人のキャラクターは冒険活劇アニメの主人公の王道
・思春期の入り口
・内なる敵との戦いに挑む繊細なマインド
・喪失感を抱えた厨ニ病設定
と言う3大要素を押さえているのは良しとする。
けど、やっぱり大手アニメ映画って親子や友達同士、カップルとか多くの人がお財布を緩めて劇場に足を運ぶ訳で。「あぁ面白かった〜、また観たいね〜」ってシンプルに思わせて頂きたいわけで。親子で盛り上がりたいわけで。人にオススメしたいわけで。

本作の魅力や核となる面白さって何?

と言う印象のまま数日過ごしています。

「米津玄師やあいみょん、菅田将暉とか起用したい気持ちは分かるよ、彼らは逸材だよ。けどそうじゃなくてさ」的な。昨今の日本のアニメ映画の隆盛に押されてスタジオジブリがやりたい放題!結果迷走!みたいな印象です。

唯一シンプルに良かったのは柴咲コウの声優演技。見事にジブリの世界観とキャラクターにハマってました。

と言う事で点数付けません。まだ。
IPPO

IPPO