HAYATO

マダム・ウェブのHAYATOのレビュー・感想・評価

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
3.2
2024年72本目
“It’s Webbin’ Time”
ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)の4作目
原作コミックでは未来予知能力でスパイダーマンを救う役割を担う重要なキャラクター・マダム・ウェブの若かりし頃を描いた物語
救命士として働くキャシー・ウェブは、生死の境をさまよう大事故にあったことをきっかけに、未来予知能力を手にする。突如得た能力に戸惑うが、ある時、偶然出会った3人の少女が、黒いスーツを身に纏った謎の男に殺される未来を見たキャシーは、図らずも危険な戦いに身を投じていく。
キャシー役を『フィフティ・シェイズ』シリーズのダコタ・ジョンソン、3人の少女を、『観察者』のシドニー・スウィーニー、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のセレステナ・オコナー、『インスタント・ファミリー 〜本当の家族見つけました〜』のイザベラ・メルセードがそれぞれ演じる他、『なんちゃって家族』のエマ・ロバーツ、『LIFE!』のアダム・スコット、『ナポレオン』のタハール・ラヒームなどが出演。
『Marvel/ジェシカ・ジョーンズ』を手掛けたS・J・クラークソンが監督を務めた。
ロッテントマトであんまり見ないレベルの批評家スコアだったので、ハードルを下げに下げて鑑賞。
2003年を舞台にした作品ということで、挿入歌もその時代設定に合わせたものになっていて、個人的にはブリトニー・スピアーズの”Toxic”が使われていたのが嬉しかった。
マーベル映画初の本格的なミステリーサスペンスという売り込みの割にはそのような要素はかなり薄めで、あくまでマダム・ウェブのオリジンがメイン。
主人公のキャシー(マダム・ウェブ)は、未来予知能力を持っているものの、特別な戦闘スキルは有していないというキャラクーの特性もあって、迫力あるアクションはほぼ見られず。
キャシーの能力値に引っ張られてしまったのか、対峙するヴィラン・エゼキエルの魅力もあまり伝わってこなかった。子安さんは相変わらずとてもいい声だったけど。
スパイダーマンを匂わす演出がいくつか見られるのは胸熱なポイントで、ベンおじさんの登場や「大いなる責任」という言葉には思わずニヤッとさせられる。果たしてSSUのスパイダーマンはどのように登場するのだろうか。
敵がとにかく多いスパイダーマンの貴重な味方になってくれそうな未来のスパイダーウーマン3人&マダム・ウェブのこれからの活躍に期待。
『モービウス』に続いて本作もあまりハマらなかったので、SSUは爆イケ・アーロン・テイラー=ジョンソン主演の『クレイヴン・ザ・ハンター』に望みを託す。
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