ファン・ジョンミンとヒョンビンの共演作。
実際に起こったという、韓国人23人がタリバンに拉致されたという事件をもとにした作品。
タリバンの残虐性や、韓国に限らず日本でもあったように、外国人が拘束されて被害に合うという風化されない事実を知っているからこそ感じる緊迫感があった。
実際に映画のようなヒーローがいるのかと言ったら違うだろうし、韓国映画らしい大胆な脚色もあるのだと思う。
でもまるで、トム・クルーズのようなヒョンビンの諜報アクションや、韓国一の困り顔役者ファン・ジョンミンの緊迫感あふれる交渉劇。
ロケーションなど、コロナ禍の中でこの映画を完成させて、暗い世の中の中で自国の民を救うヒーローを描いたのはすごく意味がある作品なんだと思う。