Hiro

岸辺露伴 ルーヴルへ行くのHiroのレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
3.7
「岸辺露伴、ルーブルへ行く。」
露伴先生、ルーブルまで行ったのに…という感じでした。何が言いたいかというと、パリでのシーンが少なすぎて驚き。

新年一発目、何を見ようかなと色々ぐるぐるしていましたが、去年楽しみにしていたのに観れなかった作品から観よう!という事で、一作目はこれ。

正直、皆さんが言うようにテレビ番組の方が面白かったなぁと。いや、今作がつまらない訳ではないのだけれど、映画である意味…となってしまいました。悲しい。

このシリーズを観ている人たちが好きなのって、「少し不思議で不気味」な世界観だと思うのですが、今回は何と言うかそれが少し薄かった。題材が絵画なのでしょうがないかもしれないけれど、テレビ版にあった人間の愚かさとか醜さとか、傲慢さとか。そういうのが少なかったなぁという印象。

あとは本当にパリ行く必要ありました…?国内での撮影でも十分だったのではと思うほど、パリでのシーンが少なくて。まぁでもフランスを舞台にしたおかげで、フランス語を話す高橋一生が見れたのは良かったか…。
あとは泉君の出番が少なかったのも個人的にはちょっと残念。もっと露伴先生との絡みが見たかったな〜。

ヘブンズドアも今回出番少なかったし、そもそも露伴先生の個性というか、特性が生かされていないような気がしてしまう。事件の結末があれだったら他の誰かでも良いじゃんと思っちゃいます。

でも、回想シーンの高橋一生の演技は流石でした。一本の映画の中で、全く違う役柄を見れたのは良かったかも。あとは青年時代の露伴先生も見事でした。

けれどもやっぱりテレビ版が好きだなぁ〜…早く続編をやってほしい気持ちです
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