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岸辺露伴 ルーヴルへ行くのayanaのネタバレレビュー・内容・結末

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

人生に疲れてるときはジョジョを見ろ!の法則があるのでずっと楽しみにとっておいた岸辺露伴ルーブルへ行く!芸術とジョジョの親和性は高いので期待値も高く視聴。ジョジョの中でも4部が大好きでその中でも岸辺露伴先生が大好きなので楽しく閲覧した。
あと泉京香さんの服も可愛い。ジョジョを見ていなくても芸術に関心があれば楽しく見られる作品だと思う。事前知識があるとより楽しめるかも。
"この世で最も黒い絵"を探すためにルーブル美術館へ向かう岸辺露伴。この作品のキーワードは黒なのだと感じる。奈々瀬といい杉本鈴美さんといい年上のお姉さんと縁があって、露伴先生は年下の男の子ポジションが似合う。とてもどデカいプライドの中に少年らしさと可愛らしさが混在しているのは露伴先生の魅力。康一くんにやたらくっついたり根は甘えたなのかもな〜という部分が透けて見えるしタイプが分かりやすくてすっごく可愛い。(多分「しょうがないなあ」って我儘聞いて折れてくれて、でも駄目なときはきちんと叱ってくれる父性のある人?好きなんだろうな〜〜〜と4部を見てずっと考えています 岸辺露伴loversなので)仁左衛門の描く黒は後悔の念そのもの・黒は過去の色で襲ったのは自分の過去の罪と後悔と先祖の後悔、血の繋がりという過去から逃れられないという部分にはやるせなさを感じるし、初恋に翻弄される露伴先生は血筋的にハッキリ言ってくれる女の人が好きなのかなと考えた。蜘蛛と黒の親和性は最後に語られたけれど、蜘蛛の部分は黒に比べると弱いかもしれない。「黒い絵」から滲む露伴先生の初恋物語。原作とやや違う部分はあるものの露伴先生の恋愛観というか血の通った何かを強く感じさせられるなと感じる。
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