フィンチャーらしい超スタイリッシュな映像美と、何をやっても上手くいかないお茶目なマイケル・ファスベンダーが奇妙な融合を果たしたヘンテコ映画。
ノワールっぽいスマートな演出とズッコケ展開が交互に起きて、成功するのか失敗するのか、ちゃんとしたノワールなのかふざけた映画なのか正体が掴めないままストーリーが進んでいってあっという間に見終わった。
肉弾戦のアクションはめちゃくちゃ良い仕上がりで、なんでもありになる前のジョン・ウィック・シリーズ並の高クオリティ。
ラスト、村上春樹の長編小説並に唐突に終わって???てなった。