みずけんさんの映画レビュー・感想・評価

みずけん

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X-MEN:フューチャー&パスト ローグ・エディション(2014年製作の映画)

4.2

アメコミ史上に残る傑作。シリーズで一番面白い、とかのレベルではなく、この1作の為だけにシリーズが企画、製作されたようなものだと思う。

旧三部作と新シリーズをクロスオーバーさせる方法としてこれ以上ない
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ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

3.9

え、むっちゃ面白かったんだが。
海外の評価もそこまで悪くないし、「これは日本にインスピレーションを得た架空の国が舞台だ」と思って観るべし。頭をバカにして見ましょう。

新幹線のアクションとか結構楽しい
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X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

3.9

Xmenシリーズで一番見やすい。今までのジメッとした暗さが無くなり、コミカルでテンポのいい映画になった。

まずキャストがいい。ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレン
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コンプリート・ビートルズ(1982年製作の映画)

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日本語のナレーション付きのバージョンをかなり前に見た。8、90年代の日本のドキュメンタリーのナレーションて独特な暗さがあって好き。

制作側の独自の解釈みたいなのが入ってしまっている気もするが、コンパ
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ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

3.9

旧三部作と比べ一気に現代的なアクション映画になってる。やはり「アイアンマン」「ダークナイト」の2008年以前と以後でアクション映画は二分できる。

ウルヴァリンの過去についてはX-MEN2でもう説明さ
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X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

3.8

オリジナル三部作のラスト。

その後のシリーズ化をこの時点ではそこまで考えていなかったのか、主要キャラが躊躇無く使い捨てられていく。衝撃展開の連続。

ラストの全面対決は人数が多いだけでいまいち盛り上
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X-MEN2(2003年製作の映画)

3.9

全体的に寂しい出来の前作と比べ、アクションもストーリーも劇的に進化していた。やはり三部作は真ん中がいちばん面白い。

単純に記憶に残ってる印象的なシーンが多かった。予算も上がってCG技術も進歩している
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.9

オリジナルは未視聴。

むしろこれの日本版が全然想像できないくらい、50年代のイギリスの雰囲気とストーリーがマッチしていた。通勤先のウォータールー駅が以前通っていた語学学校の最寄り駅だったこともあり、
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Now and Then:ザ・ラスト・ビートルズ・ソング(2023年製作の映画)

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ビートルズ最後の新曲と謳われる「Now and Then」についての、あまりにもコンパクトなドキュメンタリー。

最後の新曲とは言うものの、経緯が似ている「Free as a Bird」と「Real
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X-メン(2000年製作の映画)

3.8

とてつもなく久々に。

ディズニープラス×有機ELテレビで観たら超高画質で、記憶していた絵の雰囲気と全然違った。カメラワークとかも案外良くて、最近のマーベルよりちゃんと映画になってた。

3部作の1本
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ラスト・ショー(1971年製作の映画)

4.0

「アメリカン・グラフィティ」を予想してたらフェリーニの「青春群像劇」だった。

イーグルスのドン・ヘンリーがドキュメンタリーで「ラストピクチャーショーを地で行くような待ちで育った」と言っていたが、まさ
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.6

インディージョーンズの映画は3/4くらい見終わったところで集中力が切れる。

最初から最後までツッコミどころ満載なんだけど、終盤CGのエイリアンが出てきてもうどうでも良くなった。

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.8

前作より直球なアクション映画。ショーン・コネリーが出てる影響で007感がすごい。ヒロインも80年代美女ど真ん中。

舞台はヨーロッパのはずなのにめちゃくちゃ西部劇っぽい。マカロニ・ウェスタンと逆の違和
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.8

映画館で。

前作よりハリウッド映画感がないというか、イタリアとかのカルト映画みたいな感じがあって気味が悪かった。
シリーズで最も残酷描写が多いらしく、出演してる俳優たちも大変だっただろうなーと。
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 4K復元版(1966年製作の映画)

4.0

これは文句なしに面白い。

前2作の驚異的なヒットを受けて、制作費が劇的に増加したんだろうなということが一発で分る。大量のエキストラに、豪華なセット、「地獄の黙示録」を彷彿とさせる、おそらく怪我人が出
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夕陽のガンマン 4K復元版(1965年製作の映画)

3.9

全体的にコンパクトな印象の「荒野の用心棒」とは打って変わって世界観が広がり、制作費の増加が目に見えてわかる映画になっていた。イーストウッドとリー・ヴァン・クリーフの、敵なのか味方なのか割り切れない関係>>続きを読む

荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

3.9

見よう見ようと思ってずっと見れてなかったやつ。映画館で上映してたので。

初見とはいえ色んな映画やアニメなどで引用し尽くされているので、今まで断片的に見てきた情報のピースを合わせる、みたいな映画の見方
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ノルウェイの森(2010年製作の映画)

3.3

長編小説を映画化する際の失敗例ど真ん中みたいな映画だった。

原作で起きる出来事を余白を削ぎ落として羅列しており、YouTuberの動画のような見づらさを感じた。ハイテンポで色々なことが起きるので、村
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ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

3.7

前半はすごく面白いのに、後半は微妙な「ダウンサイズ」パターン。

「地獄の黙示録」とか「闇の奥」みたいにしようとした感じがあり、逆に稚拙に感じてしまった。人間、特にアーティストは身の丈以上の事をしちゃ
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.8

うーん、ちょっとこねくり回し過ぎというか、日本映画独特の演劇部感が。

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

3.9

ヨーロッパ映画的な重厚感と、ハリウッド映画的なスペクタクル感を兼ね合わせた、カロリー激高映画。これは映画館じゃないと見れない。

国もバックグラウンドも違う登場人物たちの人生を並行して描くグランドホテ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

前作に引き続き大作感があり、デザインや映像に対するこだわりが感じられた。

ただ、前作から眠たくなるような描写、雰囲気はきちんと踏襲されていて、ラストのアクションまでの助走で割とバテてしまった。「アバ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

言葉で説明する映画が大嫌いなので、「あの夏いちばん静かな海」とかの一部を除きほとんど全ての日本映画が見れないわけなんだけど、これは「邦画臭」とは無縁の、非常に繊細で上品な映画だった。

東京でトイレの
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抱きしめたい(1978年製作の映画)

3.7

あのロバート・ゼメキスのデビュー作ということで。

ビートルズ主演の「A Hard Day's Night」に「アメリカン・グラフィティ」を混ぜたようなコメディ映画なんだけど、最初から最後まで誰かが大
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

タイトルから難解なフランス映画かと思いきや、北欧映画のような冷たい質感のミステリーだった。

ヨーロッパの映画なのでハリウッド的なオチというか、大味な展開はなく、落ちにたどり着くまでの過程と鑑賞後の余
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THE BEATLES/シェアスタジアム(1965年製作の映画)

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これFilmarksにあったんだ。
2016年公開の「Eight Days a Week」の劇場限定上映で観た。

公式では一切リリースされていないが、1991年にアップルが作成したリマスター版がリー
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台北ストーリー(1985年製作の映画)

4.0

去年見た映画で1番良かった「クーリンチェ少年殺人事件」のエドワード・ヤン監督。

まだ二本見ただけだけど、エドワード・ヤンは前世で映画監督を2、3度経験したんじゃないか、と思うくらい映画を作るのが上手
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テトリス(2023年製作の映画)

4.0

「エアー」みたいなビジネス系映画かと思いきや、ソ連崩壊の歴史も組み込まれてて見応え満点。
最初はアメリカ人の視点から見た「ヘンテコな国ソ連」を描いてたのに、いつの間にかソ連側の視点にシフトしていくのも
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

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オリジナルのドキュメンタリーとそこまで内容は変わらず、当時の映像もデジタルで撮影されちゃっててリマスター不可能なので「わざわざもう1回ドキュメンタリー作る必要あったか?」と思ってしまった。

ネトフリ
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ロボコップ(1987年製作の映画)

3.8

序盤のスピード感がすごい。古い映画特有のリズム感がなく集中力が切れなかった。

例の腕吹っ飛ばされるシーン、何となく知ってはいたけど想像の100倍エグくてトラウマになりそう。

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.1

こんなに面白い映画見たのいつぶりだろう。

いかなる感想を述べても陳腐化するので、ただただ「傑作」という以外に何も書けない。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.5

最近苦手になったウェス・アンダーソンの短編。たった40分なのに恐ろしく単調に感じた。このまま一生続くのではと思うほど。

こんなものを映画館で2時間も見せられて寝ない人なんて果たして居るのか。もうウェ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.9

フィンチャーらしい超スタイリッシュな映像美と、何をやっても上手くいかないお茶目なマイケル・ファスベンダーが奇妙な融合を果たしたヘンテコ映画。

ノワールっぽいスマートな演出とズッコケ展開が交互に起きて
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