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赦しのRgNのネタバレレビュー・内容・結末

赦し(2022年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

音楽や映像は良かった。(エンディング曲は嫌いなテイストだったけど)

題材は悪くないのに細かな設定がおかしすぎる。
まず、そもそも夏奈が殺人を犯した背景にネグレクトといじめがあるというのがダメ。ネグレクトはまだいいとして、いじめは不要どころかナンセンスすぎ。自分の娘を殺した殺人者を赦せるかどうかがテーマなのに、これでは被害者にも落ち度があったので自業自得だし赦さざるを得ないという話になってしまう。ネグレクトにしてもイマイチ中途半端。散々娘を虐げた母親が罪を犯した娘のために遺族に何千万もの補償金を払い終えた後に自殺?って違和感しかない。しかもネグレクトといじめについては当初の裁判では語られることなく情状酌量が認められなかったって、、そんなの本人が言わなくたって周りの人の証言から自ずと明るみに出るものだし不自然にも程がある。
最後は結局元夫婦がヨリを戻すことを示唆しているのだろうが、MEGUMIがヨリは戻さないと宣言してからすぐのそれだったので唐突感が否めなかった。

役者陣については、加害少女役の松浦りょうはとても良かったけど、その他のメイン3人、特に尚玄の演技の下手さが気になってしょうがなかった。表情は良かったがセリフは棒読み。あれで役者歴20年とは、、風貌からしてハーフかと思っていたので、失礼ながらもしや日本語カタコトなのではと思ったほど。演出でもう少しなんとかなりそうなもんなのに監督が外国人なのでこうなってしまったのか。
真矢みきと弁護士役の人がいたのでまあ少しは締まったかなという感じ。
あとMEGUMIとオリラジのイチャイチャは見ていてむず痒くなった。どちらか1人はバラエティ系の人でない方が良かったような。

17歳の娘が殺されて7年後が舞台だったが、MEGUMIの年齢設定どうなっているのだろう。最低でも40半ばということになるが、さすがに見えなかった。

あとどーでもいいがMEGUMIがどこに行くにも身ひとつの手ぶらで出かけるのも変すぎて気になった。
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