あかるい

赦しのあかるいのレビュー・感想・評価

赦し(2022年製作の映画)
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17歳の時に同級生を殺害した加害者の女性と娘を殺された両親が、再審の法廷で再び対峙するという話。

殺人に理由があったとて両親にとって犯人は〈娘を殺した人〉にしか思えない。娘に非があったとしてもきっとわたしも同じ様に憎しみに燃え、絶望感に溶けると思う。

46億年分枝分かれしてつながってきたいのちが連鎖している限り、対面している人間がどんなに憎くてもそいつを害せば悲しむ人はその人の倍では収まらない。親の気持ちにも、殺人犯の気持ちにもなる感情の行き場のない映画でした。鬱かも。
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