『ハント』のようなバキバキの韓国映画や『ドリーム』のようなひたすらボケ続けていくコメディ映画がある一方でインディーズではここまでギラギラした作品が作られているのは素晴らしい。ジョン・ウィックを彷彿とさせる近距離ガンアクションや徹底的に作り込まれた色彩豊かな画面で度肝を抜かれる。そして主演がチョン・ジョンソ。『バーニング』の頃から飛び抜けていたが、あそこまで女性的な美しさを持ちながら男性的な強さを出し、血みどろ姿でもかっこいい女優はなかなかいないと思う。
全てが終わった朝焼けの海でランボルギーニが轟々と燃え画面いっぱいにタイトルがデカデカと映されながらGRAYによるドラッギーなサントラが流れ出す。全部がツボ、最高のラスト。
