アカデミー賞前の課題図書くらいの気持ちで鑑賞。
クラシック音楽や主人公に関する知識もほぼ皆無の素人にはややキツかったかも。
人生破滅させるほどダメ人間でもなく
妻を愛し抜く誠実な夫でもなく
子供達に尊敬されるような父でもなく
かといって指揮者としての凄さも作品からはあまり伝わらず
「まぁ現実ってこんなものよね」という
実在の人物を題材にした作品でたまに感じる中途半端さみたいなものを感じてしまいました。
とりあえず何を差し置いても全面的に押し出されていたのは「ブラッドリークーパー！ブラッドリークーパーがすごいんやで！！！！」ということ。笑
もちろんキャリーマリガンも素晴らしいけど、ブラッドリークーパーがもはや面影ないくらいの熱演。
あと余談ですが、「ナイアド」を見たあとだったので、「エンドロールでご本人出演」が続き、仕方がないけどこのお決まりの流れももう少し新鮮に見せる方法がないだろうかと思ったりもしました。
