めめめ

ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男のめめめのレビュー・感想・評価

3.3
今のところ、今年のアカデミー賞ノミネート作ということで見た「ナイアド」「マエストロ」とそして本作「ラスティン」、全て共通しているのが「同性の恋人がいる、実在の人物」というところ。
更にキング牧師のような誰もが知る超有名人ではなく「実はそれを支えた二番手」的な存在にスポットを当てるのも近年のトレンド感があるので、「あー最近ほんとこんなのがウケるのねぇ」と生意気にも穿った見方をしてしまい純粋に楽しめませんでした。
あとマエストロの時も思ったことですが、人間なんだから聖人である必要なんてないと思う一方で、どんなに才能や思想が素晴らしくても私生活のだらしなさにドン引きしてしまう面もあり、一旦「何なの?コイツ」と冷めてしまうと作品に入り込みづらくなるのも難しい。
実話ベースとはいえ映画なので「あぁ、このダメダメな行動もあの心理状態なら仕方がないよね」と思わせる演出は必要だなと思いました。
その辺、ボヘミアンラプソディはうまくやっていたんだなぁと。
歴史の勉強にはなりました。
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