家にも学校にも居場所がないコットが夏の間いとこ夫妻の家に預けられた。
今まで、自分に真っ直ぐ向き合ってくれる存在を知らなかったコット。きっと特別な夏になっただろう。
優しく包み込んでくれるアイリン、不器用ながらも向き合ってくれるショーン。この夫妻にもとある事情があるのだが、それもあってかコットに愛情を与えてくれる。
人から受ける愛情のあたたかさに気付くコット、静かに心を開いていく。
そんな過程を見た後のあのラストシーンはそりゃ泣く。あたたかい涙が流れた。
コットもアイリンとショーンも日常に戻っていく。
けれど、この夏の日々が守ってくれるはずだ。
24.24 新作9