ほっこりしたストーリーなのかと思いきや…
アイルランドの地で、みんな慎ましくそれぞれの苦悩や問題や辛い過去を抱えてる生活。
親戚なのに主人同士があまり打解けてない雰囲気も緊張感をもたらす
原題はthe quiet girlなのね。shyでもintrovert でもなくquiet、、、。
ほんと終始静かに静かに進んでいく物語だった。
最初は名前すら呼ばない朴訥で不器用なショーンが、徐々にコットに寄り添う姿にはしみじみとした愛情を感じて涙腺崩壊。乗り物柄の壁紙や牛舎での激しい叱責がその背景を物語っててさらに切ない。
郵便受けまでダッシュするコットとそれを見守るという、ふたりの日課はポジティブで、微笑ましい。
そして、ラストの「ダディ」…
その後の生活は、きっとまた元通りなんだろうと想像出来るし、さらに苦しくなってるかもしれない…
それでも、愛されて受け入れてもらった経験が彼女を強く、成長させたと信じたい