当然いいシーンもいくつかあるが個人的に今世至上主義だし行動が全てでしょと思うのでノレなかった。本人たちが出会ったのが小学生というのもなぜかノレなかったポイントの一つになっており……私は性愛ベースの恋愛至上主義（なんだそれは）なのか？運命のことはむしろ好きだし、その点同じく再会してボートに乗る映画であるビフォア・サンセットが大好きなのは本人たちが行動していたうえで運命に翻弄されていたからだな。映像も自由の女神とか水たまりに反射した風景とか映してくれたりして一見サービス精神みたいなものは感じるのだけどなんか好きじゃなかった。
これが他の映画との差別化であり評価された理由の一つなのかなと思うけど、言語と心の領域についての話は良かった。逆に移民、兵役……の機微みたいなものは取り落としている気がする。エリートっぽいし英語もうちょっと喋れないのかなというのは気になりポイントだった。ていうか招聘プログラムのあの家さ〜、ああいう窓、カーテン、緑、ベッド、執筆机、昼寝、テラス……みたいな暮らしがしたい私は。どこでできるの？
