Kさんの映画レビュー・感想・評価

K

K

大病人(1993年製作の映画)

3.5

般若心経のシーン字幕付きなの良い、バズるのでは?テーマでちょっと敬遠しかけていたけどちゃんとコミカルで爽やかで良かった。伊丹映画の津川雅彦って、伊丹監督にとってのちょっとした理想の投影みたいな感じなん>>続きを読む

マルタイの女(1997年製作の映画)

4.0

笑いの感じや西村雅彦の役どころはだいぶ三谷幸喜っぽい(企画でスタッフロールに載っている)

事件の目撃者になってしまう有名女優……というのが主人公。女優らしいキャラクター付けも魅力的なのだけど、犯罪
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無名(2023年製作の映画)

3.5

知識不足もありむずい、アクションシーンはじめ演出がややしつこい、面白いのは面白い

じゃ、また。(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

まったく偶然だけど『異人たち』『岸辺の旅』『ダゲレオタイプの女』と死んでる人がはっきりでてくるタイプの映画を最近みていたせいか世界観にすっと馴染めたし、すりガラス(障子?)越しに登場した瞬間にあ、これ>>続きを読む

巨人の惑星(2021年製作の映画)

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正方形に近い画角の窮屈さが緊張感を生んでいて新鮮だった。パイロット版ぽさがある(内容は関係ないけど少し『不気味なものの肌に触れる』を思い出した)。観るまで気づかなかったけど『巨人の星』のもじりなのか(>>続きを読む

アメリカの友人(1977年製作の映画)

3.5

部屋を掃除しながらみた。こういう映画を家で集中してみる集中力はないし、こういうのは映画館で観ないとね……。悲

Netflixの『リプリー』がみたくて、予習としてパトリシア・ハイスミス原作の映画を観て
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ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

3.0

勝手にエロスを期待して(ビジュアルのファントムスレッド感から?)みたらかなりタナトスだった。幽霊のシステムは岸辺の旅と同じっぽいので???とはならなかったけど、みんな何してるのかはよくわからなかった。>>続きを読む

岸辺の旅(2015年製作の映画)

3.0

いままでみた蒼井優のなかで1番好きかも。あの白玉我が家でもよく食べるので良かった。ごまあんなかにいれるのいいな!

見失った世界とのひっかかりを繋ぎ直すという題材で言うと『旅のおわり世界のはじまり』が
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.5

「太陽がまぶしかったから」というセリフを待ってたんだけど違う作品だった(笑)アラン・ドロンなのかトム・リプリーなのかわからないけど危ういキラキラ美青年〜て感じじゃなくてびっくりした。人間離れ感はあるけ>>続きを読む

異人たち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

NTL『プレゼント・ラフター』で知ったアンドリュー・スコットと『アフター・サン』で知ったポール・メスカル、カラーは違うがどちらも孤独を描いた作品で、2人ともカメラに向かって佇むだけでどうしようもなく纏>>続きを読む

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.0

そんなアホな(笑)ってなっちゃう。メリーゴーランドウケる

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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ナイーブでいることは罪だ 70代の知人が自分は沖縄という地に遊びに行くような気にはどうしてもなれないと言っていたことを思い出した 良心の呵責に苛まれるオッペンハイマーをみて何を思えばいいのか…… / >>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.0

当然いいシーンもいくつかあるが個人的に今世至上主義だし行動が全てでしょと思うのでノレなかった。本人たちが出会ったのが小学生というのもなぜかノレなかったポイントの一つになっており……私は性愛ベースの恋愛>>続きを読む

ティンカー・ベル(2008年製作の映画)

3.5

組み分け帽子で工学部に入るティンカーベルの話。理系で才能があってクラスで浮いてる子についての解像度がさすが高いでお馴染みディズニー・ピクサー(バグズライフ、アナ雪)だ……。工学部生はメインランドに行け>>続きを読む

海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

氷室冴子……!(小学生のときに1冊持っていただけだが、それでもこうなる。)軽やかだが甘くなく、それどころか苦々しくて良い。序盤、放課後の美術室での松野との出会いが里伽子との出会いと比べても運命的で良い>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

ヴィルヌーヴだーいすき!でももっと短くていいよ!あともう少しだけ規模の小さいSFつくってほしいな。(見るの疲れるから……)。若草物語に次ぐ、そこにいたからという理由でフローレンス・ピューを巻き込むティ>>続きを読む

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.0

面白い!古典にしてそのへんの最近の映画よりよほど色彩がきれいでリズムがよくて映像が好き。誰よゴダールが退屈とか言ったやつ、と思うけど退屈なやつは本当に退屈だからな

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.5

顔の美しい人から死んでいくシステム?マント+仮面はスターウォーズの悪者感ある

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

ランティモスは鬼才だなー映像すごく良いよなー笑いのセンスがぜんぜん合わないけど、、という相変わらずの感想。けなしたいわけでもなしにつまらない話だしね。私はNTLのフランケンシュタインもつまらんなと思っ>>続きを読む

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

4.0

うーむ、面白いし無邪気な子供期間が終わる切なさをうまい具合にシリーズにおけるストーリーの転換点と重ね合わせていてうまいな!少ない出番で印象的なハーマイオニーも良い味だよね。セドリックあまりにもとばっち>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.5

面白かった、、。新たな事実が判明するたびに真実らしきものが浮かび上がってくるが、裁判という形式/言語による隔たり/もう死んでしまった人とのわかりあえなさ……が重なり存在したはずの愛情までなかったかのよ>>続きを読む

ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争(2023年製作の映画)

4.0

見たと言いたいがために見た。全然わかんないけど好き。あと私のA1レベルのフランス語でも映画作れるんじゃん?と思った

紅の豚(1992年製作の映画)

4.5

ジブリのキャラクターだとジーナ……とみせかけてフィオがいちばんの憧れである。(幼少期はナウシカに憧れ、遠い存在だと悟り、最もシンパシーを感じるのはハウル。)若くて優秀でプライドがあって純真。女性の描き>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.5

あーーーー、かっこいい、、、なにこれ、、、と思っている間に終わった、、。『アメリカン・ユートピア』でSlippery PeopleとBurning Down the Houseを気に入ってその2曲だけ>>続きを読む

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

3.5

スネイプがはねとばされたところ何?!てなった ルーピン先生萌映画なことはわかった ていうかおじさまたちみんな素敵だけどのちのち出てきそうだから感想を言うのは待とう… 時を戻すのありなのね?!なんでもあ>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.0

か、かっこい〜!映画館で上映される機会を伺っていて正解だった。歌詞は抽象的だが人間界に必ずしも馴染めない(笑)かつ、自分が変化してゆくことを好むところに親近感。照明やチェーンの壁による演出、振付どれを>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

4.0

後味が悪いとの触れ込みでみたけど、それを事前に知ってしまっていると展開が読めてしまう、なにも前知識なくみたらウ、ウワー!助けて……となる気がする。映像かっけー。緊張感ある

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.5

1みてないけど、琵琶湖ファンとして……。GACKT演技うまいのね。杏さん美しい。藤原紀香も。片岡愛之助も所作がきれい。WONKAよりキッチュだし衣装やセットの気合い入れ具合も予告でやっていたゴールデン>>続きを読む

エクソシスト(1973年製作の映画)

3.0

名作あるあるの実はストーリー面白いやつでしょう!と思ってわくわくしながらみたら普通につまんなくて笑った。誰にも可愛げがない

ナショナル・シアター・ライヴ 2015「フランケンシュタイン」(2011年製作の映画)

3.5

創造主と人間、主人と奴隷、男と女、自然と科学、性善説と性悪説(原罪の2つの流派)、醜い容姿から紡がれる美しい言葉(=知性)、とさまざまな二項対立が重なり合ってテーマが多層になっている。喜びから憎しみへ>>続きを読む

危険なプロット(2012年製作の映画)

3.5

納得感があんまりないところも含め舞台っぽい。ウェルメイド&コメディと思えば

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.5

ティモシー・シャラメ(ハートマーク)という気持ちとダンスと歌の上手なあんまり有名じゃない人がやった方が良かったのでは?という気持ちがせめぎ合い、良作(てか無難)だなという気持ちと傑作の続編はリスキーだ>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.5

周りに馴染めない人間の高校〜モラトリアム期間を扱った映画で、説教臭くなくストーリーもつまらなくないのって珍しい気がする。美術の補講、偽のデート、同居の相談、などの個々の要素がストーリー上でうまく機能し>>続きを読む

空気人形(2009年製作の映画)

3.5

フィルム上映が美しく、苦手なストーリーではあるが+0.5。ストーリー自体も監督のトークショーをきいて腑に落ちるところもあった。ファンタジーなのでそもそもという話だが空気人形がレンタルビデオ屋に入ってわ>>続きを読む

私がやりました(2023年製作の映画)

4.0

こういう映画ばっかり観たい。こういう映画撮るってことは80歳ぐらいでしょと思って調べたらフランソワ・オゾンってまだ55歳らしい(笑)希望だ。ラストがいいし大事

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