個人的には「ミナリ」や「フェアウェル」などA24が手掛ける所謂アジア的感性に寄った映画作品とは相性は良くない。
意地悪な見方かもしれないけれど、欧米人からしたら、もしかしたら新鮮な視点かもしれないけれど、同じ様な肌合いの優れた作品を幾らでも邦画やアジア圏の映画で観てきたよなぁ、などと思ってしまう。
それでも、その枠に収まらない何か新しいモノが得られるかもと期待して、観に行ってしまうのだが。A24だから。(その極北がエヴエヴだった訳ですが、あれはヤリスギ感もあるw)
運命の人だったかもしれない幼馴染との24年ぶりの再会という既視感しかない舞台だて。正直前述の通り、こちらの想定の枠組みの中に収まってしまっていたが、主演3人の繊細な演技で楽しくは観れた。
自分の様な捻くれた人間は、どう考えても付き合わなくて良かったじゃん、などと思ってしまうけれどねw
「ファーストカウ」でもジェントルな存在感が秀逸だったジョン・マガロが本作でも良い。
