Past lives：前世
残酷で美しい運命。数々の分岐点を経験してきた大人のラブストーリー。個人的に前世/来世という考え方はピンとこない+過去はどんどん切り捨てていきたいタイプの人間ですが、本作の登場人物のように過去に想いを馳せて、その時の心情を変わらず持ち続けることは非常に素敵だと感じた。たとえ恋愛関係でなくても相手を尊敬したり思いやる気持ちを捨ててはいけない。人種、言語、距離、時間...色々なファクターを絡ませながら展開する主演3人の心の機微に切なくなった（特にアーサーの優しさに胸が苦しくなった）。ラストは大号泣。24歳は過ぎてしまいましたが、36歳を迎えた時にこの映画を鑑賞して12年前（22歳）、24年前（12歳）の自分を思い返してみたいです。
まだまだ感じたことがたくさんあるのに上手く言語化できない自分がもどかしいです。この文章を書いている間も余韻に浸りつつあるので確実にもう1回観に行きます。パンフレットも買いたい。
