このレビューはネタバレを含みます
「ここへ来てわかった
君は君だから去ったんだ
そして僕は君が君だから好きなんだ
君は去る人なんだ」
「あの時のナヨンはもういない
20年も前に12歳の私はあなたの中に置いてきたの」
「もしこれが次の僕らにとっての前世だったら
次の僕たちは何かな？」
「分からないわ」
「僕もだ一一次会った時に」
過去のわたしはもういないんじゃなく、あなたの中に置いてきたって表現がとにかく好きすぎる。
比較的静かな空間に多くない会話から胸に突き刺さる言葉たち。
"イニョン(縁)"は今世じゃなく来世なのかもしれない。もしかしたら"前世"に何かあったのかも。どの立場になってもとにかく切なく苦しい。
近くの劇場で上映されておらず、観に行くか悩んだけど観に行って本当によかった。
