ロシアのウクライナ侵攻後間もなく、激しい攻撃に晒されたマリウポリ。現地に入ったAP通信のウクライナ人記者が撮影した映像で構成される。
病院に運ばれてくる多くの人達、痛ましい傷跡、亡くなっていく被害者、埋葬される多くの遺体、尽きてくる薬品や食品、略奪する市民。これら全てが一時はG8の一員でもあったロシアが引き起こしたことである。とても許すことはできない。
一番記憶に残っているのは骨盤が砕かれてしまった妊婦のお腹。タンカで運ばれていくんだけど、お腹が見たこともないようにダラダラと揺れる。母子ともに亡くなってしまったことが後で分かる。
真実を伝えること、知ろうとすることが如何に重要か、この映画を観れば分かると思う。
以下ネタバレあり▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
同じく攻撃下にあるマリウポリで撮られたドキュメンタリー「マリウポリ 7日間の記録」のような結末にならなくて本当に良かった。
映画に映された残された人達は無事に生き残れただろうか、、、。